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接接触を制限することが必要である。また、社外からのシステムヘの無断侵入に対しては、ファイヤウォール(防火壁)と呼ばれる特別な仕組みにより防ぐ必要がある。
?安全性:情報システムは、重要なデータを大量に扱っている。これらのデータは、時として、機械の故障や地震などの災害、あるいはコンピュータウイルスなどによって消失する事がある。その結果、企業活動に多大な損害を及ぼすのみならず、顧客にまでその影響が及ぶ場合がある。この様な事態を想定して、システムの2重化や、データのバックアップの仕組みを作るなど、システムとしての安全対策が必要である。
(5)人材の育成
我が国でも一人一台のパソコン環境の時代が到来しつつある。情報システムを有効に活用するためには、業務そのものの改革と、システムを使う人材の育成が不可欠となる。これらの要素がかみ合ってはじめて、大きな効果をもたらすことになる。特に、人材育成では、技術の習得と併せて、新しいシステムの上で、どの様にしたら創造的な仕事ができるかを、考え導き出せるようにしていくことが重要になる。
21世紀は情報化戦略がビジネスを左右するとまで言われており、これに向けた人材育成を、今から地道に積み上げていくことが必要である。

 

 

 

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